人は変わる

今年に入ってから、身内以外で会ったのは4人。

その4人も幼馴染や親友など親しい人。

それで、身内も、そうでない人も、

ますます素晴らしい人になっていた。

自分が置いてけぼりになっている感覚は、ジェットコースターで下降している時の感覚と似ている。

 

いったいどうして、自分なんかがこんなに人に恵まれているのだろうか・・・

 

家族で初詣に行った時、姉もわたしも大吉をひいた。

そしてわたしのおみくじは以前母がひいたものと同じだった。

 

この間会った友人は、同じ時期に体調を崩し、闘病を続けてきた人で、

わたしはほんとうのことを言うと、彼女はもうだめだと思っていた。

彼女のことを(勝手に)いつも思っていて、

そして沢山泣いた。

会うたびに目に見えて弱っていく姿にわたしが耐えられそうになかった。

でも、初めて少しずつ回復している兆しが見えていて、

なぜか生きることに希望が持てた。

もうだめじゃないっぽい。

そして彼女に「我々は健常者と比べちゃだめだよ」って言われて、

何か嬉しくなった。

誰もが生きている間常に健常者でいられる訳ないけど。

 

いつか、もう本当に死のうと思った時(何千回も思ってるけど・・・)

彼女と約束をしたことがあって、

それは「死ぬ時は一緒に死のう」

という、バカみたいなことだったけれど、

当時のわたしたちは真剣で、彼女とならちゃんと死ねる気がした。

そしてもうだめだと思った時、その時が来たと伝えた時、

なんと断られたのだった。

ハハ。

 

わたしのアシタカがかけられた呪いのような傷は

だんだんと薄くなっていて

それが消えることに対して抵抗感を感じる。

なぜならば、自分の苦しみを折角可視化できたのに、

それがなければまた昔にもどってしまう気がして、

怖いのだ。

 

 

 

わたしはもっと良くなれるだろうか。