2018/02/07

「どうしてそんなに着飾っているの?」

と19歳の時に聞かれたことがある。

わたしはそんなつもりはなかったので、驚いたのだけれど

今までを振り返ると、何にも中身がない、取り繕い人間だと思う。

 

仮面浪人をしていたころのこと、初めて勉強が楽しいと分かり

そして自分の無知さを恥じ、

大学に合格してからは、自分の圧倒的レベルの低さを感じ

図書館に通い詰め、1年間で約100冊の本を買った。

もちろん読み切れてはいない。

 

今のわたしの部屋には、その本が並んである。

本棚の背表紙を見ると落ち着く。

そんなわたしは、ずっと取り繕いをし続けているのだと思う。

 

いつしか、自分の存在を恥じずにいられることができるのだろうか。