2018/08/06 お願い

しずかにひっそり

 

からだを休める日でした

 

祈る

 

起こったことを思い出す日

 

 

もう少しだけ生きさせてほしい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

生きたい

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

忘れない

忘れるものか

忘れたりできない

 

 

 

 

 

生きたいのです

 

 

 

 

 

 

まちでは小さな男の子がおとな用の大きい自転車を危なっかそうに乗ろうとしていました

近くにいた何にも関係ないおばさまが男の子が安定して乗れるまで見守っていました

男の子はしばらくたってようやく乗れ、どこかに行きました

おばさんもどこかに行きました

セミの声がだんだんと消えてゆきます

代わりにコオロギの声がきこえてきます

 

きこえますか

 

木に頬ずりするとひんやりして気持ちがいいことをしっていますか