2019/05/08 さいごに
あなたほど暗く卑屈で、あなたほど聡明でユーモアに溢れ、あなたほど魅力的な人はいないだろう。
あなたほど愛した人間は、わたしが生まれ持って得てきた環境下以外に置いて、きっと今後もいないだろう。
そしてもうあなたにまた再開したいとも思っていないのだ。
あなたが生きていたのなら、わたしといるのは勿体無い。
どれだけ明日を捨てて生きてても、必要のない奇跡が続く限り明日を運んでくる。
わたしの人生は続くのだ。
あなたと出会った延長線上に。
希望は他で見つけよう。
今はただ、わたしが生きていることが希望だ。
こうして思いをはせると、わたしはもう味わうことができないであろう甘ったるい幸せを思い出すことができる
ああ、幸せだった!
そしてわたしの思考がある
死ぬことを諦めた先に、望む希望はふたつある。
あれ、でもそうやって先人が頑張ったおかげで、今わたしは存在しているのではなかろうか。