たまに思う

尊敬する人は、今までに起きたことの全てが無駄ではないと言うけれど

もしわたしが少しでも芝居をしなかったら、

もしわたしが少しでも疑うことをしていたら、

もしわたしが私利私欲にまみれた人たちが

世界の全てだと思い込まなかったら、

そしてそれに順応しようとしなかったら、

自分のことを憎まなかったと

思わずにはいられない。

もう何年も、物凄い喪失感と無気力感でいっぱいで

そこから抜け出せないように思う。

美しいところは消え去って

醜さのかたまりになっているわたしは

醜い言葉しか口から出ない。

すっかりおかしくなってしまった。

でも自分が頑張らなければここから出られないので

また今日も生きるだけ生きる。