2018/08/18 電車にて

今日あったこと。

山手線で吐瀉物があって、ウワー、感染性だったらいやだ、次の駅で降りようって思っていたら、男性二人が片付け始めた。

明らかに他人だったので、慌てて加わって片付けた。

池袋で降りるので、そのまでの間、男性たちは乗客の人に足元気をつけてくださいと次のかたに伝えてくださいと言いつつ、わたしは遅れ?を取り返そうとして吐瀉物の袋を処理しますと言った。

乗ってくる人が優しくて、気休めでしかないけれどとウェットティッシュをもらった。

乗り換えの駅に着くと、急に他の男性が、僕が片付けます、と袋をぎゅ、と握るので、感染性だったら危険なのでもうわたしは持っているので触らないでくださいと言った。

最初から片付けていた男性は、重い荷物を持っていて、これから秋田に夜行バスで帰るのだと言った。

彼に勇気をもらったので、お礼を言った。わたしはあなたが片付けていなかったら、同じことをできなかったですって言った。

最後に袋を片付けようとしてくださった男性は、最後の処理まで一緒にいてくださって、東京にもあたたかい人たちがいるんだなって思いましたと言った。地方出身のかただった。

 

自分だけだったら行動できなかったけれど、でも、助け合えた。

 

伝染すればいいな。いい伝染が生まれればいいな。

 

お節介で、押し付けと言われようが

 

わたしも始めに片付けられる人になりたい

 

まず、わたしからだって、ちゃんと思い直した。

 

 

勇敢なひとになりたい。

勇敢なひとになるか、でなければ、何にもなりたくない。(ヘッセのパクリ)

 

 

帰ってすぐに体を洗った。

いやでも赤みを帯びた数々の傷が目に入る。

 

忘れるものか、なかったことにするものか。

勇気をなくしたくないって思った。

 

 

 *追記

でも、思い上がらぬよう。