2018/06/19 嬉しい涙ってさあ
bossはアルバイトが終わると大抵まかない代わりに飲みに連れて行ってくれる。
本当に良くしてもらっているので、何だろう、地元の後輩みたいにあんまりにも可愛がってくれるので、「わたしはそんなにだれかに大事にされるような人間じゃないんです」みたいなことをオブラートに包んで話していたら、「まじでお前の過去とか興味ない。どうでもいい。」と言われた。
bossは嫌なつもり?で言ったつもりらしい。わたしの話しを結構していたから飽きたらしい。
わたしはそう言われた瞬間に言葉が出なくなってしまった。いつもじゃれあいのように口喧嘩するので「何だよ。何か言いたいことあるなら言えよ。」と言ってきた。そのときには涙が出て止まらなくなってしまった。
boss、あわてて申し訳なさそうな感じを出してきたけれど、わたしにとって”わたしの過去に興味なくて、いまのわたしと向き合ってくれる”ということがあんまりにも嬉しくて、嬉しさのあまり涙が出た。胸がいたかった。
悲しかったり辛かったりすると涙は出る。それは自己治癒能力の一つとされている。じゃあ嬉しくって泣いてしまうのはどうしてだろう。嬉しいからニコニコしていたいのに、男梅のキャラクターみたいな顔をして泣いてしまった。
bossはびっくりして早く泣きやめ、と言った。俺が泣かせてるみたいじゃないかと。
そのあと、「お前はいつも馬鹿みたいに笑っているし態度も良いけど、簡単な人生を歩んできたわけではないことは言われなくてもわかっていた」というニュアンスのことを言われた。
あ、今のわたしを見てくれている。ちゃんと見たうえで向き合ってくれている。その上でブスキャラにしたのか。笑
わたしのあだ名は段々ブスになってきている。愛があるブスだからブスと言われるのがこれまた嬉しくて仕方ないのだ。流石にbossしか言わないけれど。
後日、アルバイト先の先輩に「昨日bossに泣かされたんですよ〜」と言って、みんなでゲラゲラ笑った。