2021/07/07 老害になるのが怖い
ずっと言葉を探している。
何年か前に大学で友人が泣いていて、どうしたのか理由を聞くと、
「老害になるのが怖い」と言われて驚いたことがあるけれど、
数年経って痛いほど分かるようになってきた。
自分が生きている限り必ず誰かを傷つける。
わたしの一つの言葉で必ず誰か傷つく人はいる。
過去のこのブログでも見返したくない言葉で書いていたりして
恥ずかしい思いを何度もしている(罰と反省のために残しているけれどこれで良いのかは分からない)。
EXITが大好きで応援しているけれど
デビュー曲の歌詞がとてつもなく酷かった。
言いたいことはわかるけれど、言葉の選び方が違う。
コロンブスの名前をどうしてそこで言ってしまうかな...。
確かに義務教育課程ではコロンブスはさも偉業を成し遂げたかのように習ったけれど
普通にミスリードで(当時のスペインにとっては彼は偉人かもしれないが今は昔ではない)
やったことなんて大量虐殺大量略奪奴隷商売だからね...。
一部の人間のために大勢の人間の命を積極的に奪った人だからね...。
彼だけが極悪というわけではないけれど(時代によって価値観は逆転したりするし...)。
でも、一番違和感があるのは、
周りに知識が豊富で優秀な大人がたくさんいると思うのに
なぜあの歌詞でリリースされたのか、かな...。
いつまで経っても無知で至らない自分にうんざりする。
勉強しても勉強しても果てしないものを感じる。
そもそも勉強量が圧倒的に足りないのだけれど。
知らないとその言葉に潜む意味の重さに気づくことができなかったりする。
戒めを込めて。