2021/07/10

ここ数年の不穏な空気の中でも、今年は一段と忘れられない年になりそうだ。

責任を擦りつけあっていたり、

分かっていた言わなければならないことを黙っていたり。

 

 

情けない大人を見るのは辛い。

 

今の大学に入って心から良かったと思うのは

大学にいる生徒以外の大人たちが「まず守るべき人は生徒だ」と思っていて

実際に行動や態度で表してくれるところだ。

そういう先生の姿勢に何度も救われてきたし、心の拠り所になっている。

この大学に入る前までわたしのことを大切にしてくれる

複数の大人の集団に出会ったことがなかった。

事務のかたはいつもにこやかに丁寧に対応をしてくれるし

保健室の先生は我が子のように大切にしてくれる。

ゼミで先生と話すのが週に1度の楽しみだし

思いがけず今年急に後輩が5人出来た。(週に1度オンラインでボドゲをするくらい仲が良くなった)

大切にされた経験があると誰かを大切にできるようになるし

人の道を踏み外さないようになるということを身をもって経験した。

 

オリンピック云々の報道を見ていると

「ああわたしはこの人たちからは大切にされていないのだ」と感じる。

 

大切にされた経験があるから間接的に「あなたを大切にしない」というメッセージを送るような人間にはならない。